簿記2級の独学は厳しい?挫折しやすい原因と動画講座の選び方

簿記2級の独学は厳しい?の解説

簿記2級を独学で目指していて、「テキストを読んでも進まない」「商業簿記の途中で止まった」と感じていませんか。

日商簿記2級は3級より出題範囲が広く、独学が厳しいと感じる人が出やすい試験です。

この記事では、独学でつまずきやすい原因を試験の配点から整理し、動画講座を選ぶ基準とたぬきち簿記の料金・向き不向きをまとめます。

この記事のポイント
  • 日商簿記2級は商業簿記60点・工業簿記40点の100点満点で、70点以上が合格ラインです
  • 独学が厳しくなる原因は、範囲の広さと質問できない環境にあります
  • 動画講座は商業簿記か工業簿記のどちらが苦手かで選ぶと失敗しにくくなります
  • たぬきち簿記は商業簿記の動画講義が33,000円(税込)で、工業簿記はYouTubeの無料動画が使えます
目次

簿記2級の独学は厳しい?試験の配点と合格率

結論として、簿記2級の独学は不可能ではありませんが、3級の延長で進めると厳しくなりやすい試験です。

理由は、出題範囲が広がるうえに、工業簿記という3級にはない分野が加わるからです。

日商簿記2級の試験時間は90分で、合格基準は100点満点中70点以上です。

配点は商業簿記が60点、工業簿記が40点とされており、どちらかを捨てて合格するのは現実的ではありません。

項目内容
試験時間90分
合格基準70点以上(100点満点)
配点商業簿記60点・工業簿記40点
合格率(統一試験)第173回(2026年6月)は15.10%
合格率(ネット試験)2026年度の4月〜6月は31.93%

合格率は試験回によって大きく変わるため、1回分の数字だけで難易度を決めつけないようにしましょう。

ただし統一試験とネット試験の両方で、受験者の多くが合格に届かない水準であることは確かです。

試験の最新情報は、日本商工会議所の検定試験サイトで受験前に必ず確認してください。

簿記2級の独学で挫折しやすい3つの原因

独学で止まってしまう人には、共通した原因があります。

自分がどれに当てはまるかを知ると、対策が選びやすくなります。

原因1:商業簿記の範囲が広く、理解より暗記になる

商業簿記は3級の内容に加えて、新しい論点が多く追加されます。

仕訳の背景を理解しないまま丸暗記で進めると、問題の聞き方が少し変わっただけで解けなくなります。

原因2:工業簿記が初めての概念で、独学だと筋道が見えない

工業簿記は原価の計算や集計が中心で、3級には出てきない考え方です。

テキストだけで読み進めると、何のための計算なのかが分からないまま手順だけを覚えることになりがちです。

原因3:分からない所を質問できず、疑問が積み上がる

独学では、つまずいた論点をその場で誰かに聞くことができません。

分からない所を飛ばして進めた結果、数週間後にまとめて崩れるという流れが挫折の典型です。

独学の限界を補う勉強方法の比較

独学が厳しいと感じたとき、選べる方法は大きく4つです。

費用だけでなく、自分が何に困っているかに合わせて選びましょう。

方法向いている人弱点
市販テキスト+問題集3級の理解が十分で、自走できる人質問できず、つまずくと止まりやすい
YouTubeの無料動画まず費用をかけずに様子を見たい人体系的な順番を自分で組む必要がある
動画講座(有料)理解に時間がかかり、講義で筋道を知りたい人費用がかかり、サポート範囲は講座ごとに異なる
通学・通信講座質問や添削まで含めて任せたい人費用が高くなりやすい

今の悩みが「理解できない」なら、講義形式の動画が効果的です。

悩みが「問題を解く量が足りない」なら、市販問題集と過去問に時間を回すほうが近道になります。

動画講座を選ぶときの3つの基準

動画講座は料金だけで決めると、合わない内容を買ってしまうことがあります。

購入前に、次の3点を確認しておきましょう。

基準1:商業簿記と工業簿記のどちらをカバーしているか

片方だけの講座の場合、もう片方を別の教材で補う必要があります。

基準2:質問できる仕組みがあるか

独学の最大の弱点は質問できないことなので、サポートの範囲と期間を確認してください。

基準3:視聴期間と改定への対応

試験範囲は改定されることがあるため、視聴期間と、改定時に動画が追加されるかも見ておくと安心です。

次の章では、この3つの基準を当てはめる具体例として、日商簿記2級の動画講座で知られるたぬきち簿記を取り上げます。

具体例:たぬきち簿記の料金と内容

たぬきち簿記は、公認会計士のたぬ吉先生が運営する「公認会計士たぬ吉の資格塾」の日商簿記講座です。

日商簿記2級の商業簿記は有料の動画講義で、工業簿記と3級はYouTubeで無料公開されています。

プラン税込価格内容
スタンダードパック33,000円商業簿記講義(全23回)・勘定科目総まとめPDF・視聴期限なし
個別サポート付パック82,500円上記に加えて、個別LINEサポート(3ヵ月間無制限)

個別サポート付パックは、対応人数に限りがあるため限定販売とされています。

購入できるかどうかは、公式サイトで最新の状況を確認してください。

購入前に確認したい注意点
  • 有料講義は商業簿記が中心で、工業簿記の有料動画は含まれません(工業簿記はYouTubeの無料講義を使う形になります)
  • 公式ページには返金に関する記載が見当たりません。購入前に公式サイトで条件を確認してください
  • 料金やプラン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトで確認してください

\ 商業簿記を動画で理解 /

※料金・プラン内容は公式サイトで最新情報をご確認ください

たぬきち簿記が向いている人・向かない人

料金と内容を踏まえて、向き不向きを整理します。

向いている人
  • 商業簿記を理屈から理解したい人
  • 独学で商業簿記の途中で止まった人
  • 一度買えば無期限で見返したい人
向かない人
  • 質問サポートを重視するのに33,000円のパックを選ぶ人(LINEサポートは82,500円のパックのみ)
  • 工業簿記も有料動画でまとめて学びたい人
  • 費用をできるだけ抑えたい人(まずYouTubeの無料動画で相性を試せます)

実際の評判や受講者の声は、別記事にまとめています。

独学で簿記2級に合格するための勉強の順番

動画講座を使う場合も、使わない場合も、勉強の順番は共通です。

次の流れで進めると、挫折しにくくなります。

1
3級の内容が曖昧なら、先に復習する
土台の3級が曖昧なまま2級に進むと、商業簿記で止まりやすくなります。
2
商業簿記を一通り理解する
講義動画かテキストで、仕訳の背景まで理解します。
3
工業簿記を学ぶ
原価計算の流れと目的をつかみます。
4
問題集と過去問で仕上げる
基本問題を解き、最後に過去問で時間配分を確認します。

動画で理解した後は、問題集で手を動かす段階が欠かせません。

市販教材の選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

YouTubeの無料動画でどこまで学べるかは、こちらで整理しています。

同じく簿記系YouTuberとして知られる、ふくしままさゆきさんとの違いが気になる方はこちらもどうぞ。

勉強時間の目安とスケジュールは、こちらの記事で整理しています。

3級を飛ばして2級に進む場合の注意点は、こちらにまとめました。

簿記2級の独学に関するよくある質問

最後に、独学や講座選びでよく出る疑問に答えます。

簿記2級は独学で合格できますか?

独学での合格は可能ですが、3級より範囲が広く工業簿記も加わるため、計画と質問できる手段を用意しておくと進めやすくなります。

簿記2級の勉強時間はどれくらい必要ですか?

必要な時間は人によって違うため、試験日から逆算して1日の学習時間を決めるのが現実的です。

たぬきち簿記の工業簿記は有料ですか?

工業簿記の講義はYouTubeで無料公開されており、有料パックは商業簿記の講義です。

たぬきち簿記に返金制度はありますか?

公式ページに返金の記載が見当たらないため、購入前に公式サイトで条件を確認してください。

まとめ:独学が厳しいときは原因の切り分けから

簿記2級の独学が厳しいと感じたときは、何が原因で止まっているかを切り分けるのが最初の一歩です。

理解が足りないなら動画講座を、演習が足りないなら問題集と過去問を中心にしましょう。

\ 講師との相性を先に確認 /

※講座内容や最新の配信状況は公式サイトをご確認ください

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